Screenplay & Director
1992年生まれ。 慶応義塾大学に入学後、「創像工房in front of.」に所属。映画制作を始める。 大学卒業後は出版社に勤務。監督・脚本・編集を手がけた『テラリウムロッカー』がカナザワ映画祭を始め、MOOSIC LAB 2019や知多映画祭など多くの映画祭に入選。
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自分の持ち物と比べて恵まれているように見える人でも、
その人にしかわからない絶望や悲しみを抱えていることがあると思います。
そういった場面に出会うたびに、
結局は強いとか弱いとかではなく、
その瞬間の心の在り方が、生きるか死ぬかを分けているのだと思わされます。
私たちは、どうしても上を向けなくなった時、数多の創作物によって、瞬間瞬間の生きるエネルギーを得てきました。
そして、私たちの映画も、そんな、上を向けるような力を持ちたいと願うようになりました。
そのために、身近な生活の絶望、悲しみ、切なさ、そして何より希望を描きます。
できれば生きることを選んで、あなたらしく生きて欲しい。
そのきっかけの一つに私たちの映画がなったら、それ以上に幸せなことはありません。
監督:葛里華 プロデューサー:松田佳奈
あなたが分からなくて、あなたを知りたくて、わたしの恋が始まった
空気ばかり読み続けてきた彼女が、"嘘がつけない彼"と恋をし、はざまを飛び越え春へと踏み出す姿を描く純愛物語。
恋にボロボロになった主人公は、道端にいたお地蔵さまに「一日だけでいいので、どうか男を見極める目をください」と懇願する。
すると突然世の中の男がみんな「物件」に見えるようになっていて…。
三流商事の事務職として働く岡本もも(26)には、彼女だけの楽しみがあった。それは、会社の個人ロッカーで秘密に育てているテラリウム。
テラリウムだけが彼女の心の癒し。
変わらない毎日を過ごす中、ある日、不思議な雰囲気を出す庭師に出会い…。